品川内科医院

お知らせ

居住地に左右されない医療の選択

先週末に石川県で行われた、日本腎臓学会西部学術大会のダイバーシティ推進委員会企画で、壱岐の医療についてお話しする機会をいただきました。
 
壱岐から福岡まで、高速船で約1時間。離島としては比較的アクセスの良い島だと思います。
 
「福岡の病院まで 船で1時間」と聞くと、気軽に受診できるように聞こえますが、高齢の患者さんや付き添われる家族にとっては、港までゆき、船に乗り、福岡に着いてそこからさらに病院まで移動する.. 身体的にも、経済的にも負担となります。
 
「船で1時間」の「距離」、その距離は患者さんによって全く異なります。「距離」のために、受診を断念する患者さんもたくさんおられます。
 
今回のセッションのテーマは「居住地に左右されない質の高い医療を目指す」でした。
 
それを実現するためには?
 
私が目指したいのは “島の中だけで全ての医療を完結させること” ではありません。
 
「できる医療は、この島で。しかし必要あれば島外の医療へ、つなぐ。」
 
島でできる医療を増やすために
☑️医療従事者のスキルアップ
☑️持続可能な体制を整備する
 
島外の医療へつなぐ手段として
☑️オンラインを活用
(患者さんが海を渡らなくても必要な医療につながる体制をつくる)
 
やるべき課題は山積みですが、今回発表を通し、容量オーバーになっていた頭の中が、少し整理できたように思います。
 
貴重な発表の機会をくださった、九大腎臓研究室の鳥巣先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
 
目の前の仕事に追われ目指すべき進路を見失わないように、今日からまたがんばります。